シアターキューブリックは、作・演出の緑川憲仁、俳優の漢那悦子らが中心となり、一般公募で集まった仲間とともに2000年2月に旗揚げしました。結成10年となる2010年現在、劇団員は12名。メンバーの平均年齢は31才です。
上演作品の特徴は、絵本のようなファンタジー世界。ダンスや音楽などの多彩な演出で登場人物の繊細な心の動きもわかりやすいエンターテイメント作品に仕上げ、演劇に馴染みのない方でも安心して楽しめるような作品を創っています。
テーマは「家族・絆・愛」。風や森のぬくもりを感じさせるノスタルジックなファンタジーとして定評があります。
生の臨場感と劇場空間や会場周辺の街での人との触れ合い。そうした演劇の特色と、座付き作家・緑川憲仁の旅や歴史への趣味を活かし、「まち れきし あそび!」を劇団のスローガンに掲げています。
2008 年、人気ローカル鉄道「銚子電鉄」とタッグを組み、まちあるきツアーを絡めた演劇と旅のコラボレーション企画『銚電スリーナイン』、そして2010年、創業73年の銭湯での舞台とまちあるきツアーを絡めた『曳舟湯の怪人』などは、テレビやラジオ、新聞、雑誌でも話題となりました。
また、同年発表の戦国ファンタジー作品『誰ガタメノ剣(タガタメノツルギ)』は歴史ファンの間で大反響を呼び、2010 年の再演にて 紀伊國屋サザンシアターに進出。さらに2011年、物語の地元である高知県側主催での招聘公演が決定。この評判を機に、岡山では山陽新聞社主催・おかやま桃太郎まつりにて地元の人気武将『宇喜多秀家物語』を上演。関ヶ原410祭への俳優ゲスト出演など、「歴史モノ、戦国時代の舞台といえばシアターキューブリック」と言われるまでになっています。
近年は「演劇」という物語の空間が日常生活と地続きであることを大きな魅力のひとつと捉え、劇場以外の場所での公演や、テーマと絡めた関連イベントの開催など、活動の幅を広げています。2005年より一般のお客さんと演劇を楽しむ参加型イベント『演劇であそぼ!』を実施。参加される方の年代は10代~50代までと幅広く、「日常とは違った感覚がクセになる」「ストレス発散になる」といった感想をいただき、新たなコミュニティーとしても評判です。
2010 年1月、東京の下町「すみだ」へと本拠地を移し、活力溢れる地元の人々と手を携えながら、"遊園地のようなまちづくり"に向けて活動を開始。地域密着でありながら日本全国へと作品を発信する新しいタイプの劇団として、業種を越えたさまざまな方面から注目を集めています。



1998年、成城大学経済学部卒業後、2000年に俳優の漢那悦子とともにシアターキューブリック結成。以降、全作品の脚本・演出を手掛ける。"癒し系エンターテインメント演劇"と銘打ち生み出すその劇空間は、「絆」「希望」「いのち」等、世代を越える普遍的なテーマの、ファンタジーテイスト溢れるエネルギッシュな世界。旅や歴史といった自らの趣味を作品づくりに発揮、虚構空間のさまざまな冒険物語を創っている。また「人と人とをむすぶ」演劇の特色に着目し、地域振興や表現教育など"まちづくり"や"人づくり"の道具として演劇が持つ新たな可能性を見据えた様々な活動を行なう。代表作として、銚子電鉄車内で上演した旅と演劇のコラボレーション作品『銚電スリーナイン』(2008・2009)や、多くの歴女たちの人気を集める戦国ファンタジー作品『誰ガタメノ剣(タガタメノツルギ)』(2008・2010)がある。近年はさまざまな戦国イベントのゲストとして、また戦国武将をテーマにしたNHKの番組にも出演。外部への脚本提供・演出では、富士通最新パソコンFMVサイト「デキルーム」等がある。日本演出者協会会員。
